国立中央博物館に寄贈された文化財を展示する寄贈館は、寄贈者を記憶し、寄贈の意義と価値を感じていただく空間です。
寄贈4: 伝統美術の再発見
古い品々を集め、寄贈された人々の中には芸術家もいます。優れた眼識により、古い品々に秘められた美しさを発見したのです。木製家具のラインやバランス、質感から現代的な造形美を見つけたり、民芸品の闊達な文様や色の組み合わせから現代美術の持続性と進むべき方向を模索したりしました。さらには、伝統美術品から得たインスピレーションを創作活動の源として新たな境地の作品を生み出しました。寄贈品と現代芸術作品を通して、芸術家が昔の美術品から見つけた美しさに触れることができます。