• 先史・古代館 旧石器
    旧石器

    展示室の紹介

      • 旧石器室は、旧石器時代の人々の暮らしと文化に触れることができる空間です。 まず、旧石器室の導入部は石器を製作するために必要な石材と石を切り取る方法について紹介しています。また、人類の進化に伴って石器を作る技術が発展したことを示すため、韓半島各地から出土した石器を種類と形式によって区分し展示しました。大きく粗かった石器が小さく精巧で規格化された石器へと展開、変化していく様子をご覧いただけます。ほかにも旧石器人の芸術と精神世界を表現した資料、旧石器時代が終わる頃に新しく登場した磨製石器なども確認できます。
      • 旧石器時代とは、人類最初の文化段階でありつつ、類人猿と区分された古人類が初めて登場した時から、およそ1万年前までの長い時期であります。その時期は、氷河期と間氷期が繰り返され環境の変化が激しかったので、人類は食糧が豊富な場所を探して移動しながら狩りや採集生活を送りました。主に洞窟や川辺に暮らしつつ様々な道具を作って使用しました。韓半島では70万年前から人々が暮らし、1000カ所以上の旧石器時代遺跡が確認されています。