高山里式土器
韓国最初の土器は、済州・高山里(チェジュ・コサンニ)遺跡から出土したため、高山里式土器と呼ばれます。褐色で文様をもたず、胎土に混じった植物の茎や動物の毛などが焼成時に焼け、その跡がはっきりと残っているのが特徴です。後期旧石器時代の代表的な石器製作技術である押圧剥離を両面に用いた鏃とともに出土し、旧石器時代から新石器時代への移行をかいまみることができます。同遺跡が、約1万年前に形成されたことが確認され、韓国の新石器の開始年代が上がりました。