六一帖

六一帖は朝鮮時代の歴代の名筆の書を集めた書帖です。合わせて16冊であり、中国や統一新羅の金生等の一部の筆跡をのぞいて、安平大君(1418~1453)や金壽增(1624 ~1701)を含めた18世紀までの朝鮮の名筆の書が載せてあります。書帖には書信などの私的なものも含まれていて興味深いです。六一帖の制作者や編集目的は明らかではありませんが、当時の眼識の高いコレクターによるものと認められます。厖大な量と豊かな内容で朝鮮時代の書道の流れを読み取れる貴重な作品です。

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