李令翊が書いた楷書(「六一帖」中)
  • 年代

    朝鮮

  • 材料

    糸織 - 絹

  • 作家

    李令翊(1740∼1780)

  • 寸法

    31.5x20

  • 番号

    徳寿 2932

李令翊は『練藜室記述』を著した李肯翊(1736∼1806)の弟であり、李匡師(1705∼1777)の次男である。書と文章すべてに秀でていたが、夭折した。
“李令翊だけが私の書体を全く同じように書くことができる”と李匡師自信が認めたほどであり、彼の書体は父の李匡師の書体と酷似している。この書帖は李匡師父子の書体を比較することができる好資料で、李匡師の楷書体と李令翊の書体が形と筆画全てにおいて非常に似ている点が窺える。