粉青沙器鉄画唐草文壷
- 年代
朝鮮
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材料
陶磁器 - 粉青
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寸法
高15.3
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番号
本館 10308
白く粉装された器の表面に鉄画顔料を用いて文様を施した粉青沙器は、忠南公州鶏龍山一帯に窯址が集中しているため、またの名を“鶏龍山粉青”ともいう。胴部の上段には、濃褐色の鉄画顔料で唐草文が施文されている。とぎれそうになりつつも連なる力強い筆づかいは、すでに単純な工芸の境地を超えた線で、速い速度で流して書いた草書とも芸術的に通じるところがあり、驚嘆に値する。