高麗仁宗謚冊
- 年代
高麗
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材料
石
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寸法
33×2.5×2.5/33.1×8.5×2.5
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番号
本館 4250
高麗の仁宗が亡くなり、毅宗が即位した1146年に制作された仁宗の謚冊である。謚冊とは王や王妃の死後、謚号を送る時につくるもので、この収蔵品の内容は亡くなった仁宗の人柄と徳を讃えるものとなっている。
前後にとても美麗に刻んだ天部像2点があり、絵画資料が稀少な12世紀高麗の宮中絵画の様式をうかがうことができる。
合計43面で構成されていて、銘文が刻まれた冊葉41面と、天部像が刻まれた多少広い冊葉2面がある。銘文部分の冊葉のうち、4面は胴の一部が折れてなくなっている。