常平通宝当二銭
- 年代
朝鮮
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材料
金屬 - 銅合金製
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寸法
径3
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番号
新收 12561
常平通宝の規格を変えて新たにつくった大型の常平通宝である。1678年(粛宗4年)に初めて発行された常平通宝は、裏面に何の文字もなかったり、上部に銅銭をつくった官庁の略号が一字ずつ表記され、例外的に上下に二字ずつ表記したものもあるが、これを“初鋳単字銭”と呼ぶ。
翌1679年に政府で初鋳単字銭よりさらに大きくつくったものがこの当二銭である。常平通宝当二銭の重量は2銭5分(8.375グラム)で、銀1両に対し公認交換率も400文から100文に変更された。当二銭が新たに発行された当時は、初鋳単字銭と当二銭がともに流通したが、初鋳単字銭は次第に流通しなくなり、当二銭がこれに取って代わった。
常平通宝当二銭は当初、中央でだけ製作・発行したが、次第に地方でも製作・発行された。大半の当二銭の表面には“常平通寶”、裏面上端には戸曹と賑恤庁を意味する“戸”、“賑”などの鋳造官庁名が刻まれ、下端には当二銭を意味する“二”が刻まれた。
この当二銭は一部が腐食し、一部は色が塗られている。一方、常平通宝は以後、貨幣の原料が不足すると、原料節減のために大きさが次第に小さくなった。