粉青沙器鉄画牡丹文器
  • 年代

    朝鮮

  • 材料

    陶磁器 - 粉青

  • 寸法

    高17.7

  • 番号

    新收 3131

  円筒形のやや細長い胴部に、橢円形の高台を接合した器である。縦方向に厚く粉装した後、左右両端に二条の陰刻線を廻らせている。口縁と高台の周辺には鉄画顔料で二条の波状文をすっきりと廻らせ、主要文様は花弁が大きく広がる牡丹文が施文されている。濃い灰黒色の文様と淡黄色の胎土が鮮やかな対比をなしており、より果敢で華麗な印象を与えている。淡い青灰色釉薬が薄く施釉されており、壊れた部分を接合した痕跡が所々に認められる。