白磁壷
- 年代
朝鮮
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材料
陶磁器 - 白磁
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寸法
高36.8
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番号
新收 2587
朝鮮初期に製作された典型的な白磁壷である。朝鮮時代、色彩が美しく優秀な品質の白磁と評判が高かったと言う事実はいくつかの記録を通して伝えられている。白磁の色は時期ごとにその特徴が異なり、15∼16世紀には大体において乳白色を帯びているのが特徴である。この壷は、口縁が丸く外に僅かに広がっており、肩部から豊満に広がって下に行くにつれ徐々にすぼまるという形態である。量感がすばらしく安定感がある形態に、ほのかな光沢をたたえた白色釉薬が塗られており、いっそう雅な雰囲気と気品を醸し出している。表面に不純物がいっさいない最上品で、京畿道広州の官窯で製作されたものと考えられる。