青磁鉄斑文片口鉢
- 年代
元
-
出土地点
新安郡
-
材料
陶磁器 - 青磁
-
寸法
高5.4、口径16、底径9.5
-
番号
新安 1887
鉢の形をした胴に注口がついている。中国ではこれをイ(匜)と言う。元代から新しく製作された皿の形態である。口縁は少々雑に処理されたが、丸い胴と共に畳付は平たくなっている。
外側の上端は陰刻の二重線が表われており、高台の周囲にも陰刻線が廻られている。高台の内部は切り取られた形となっている。澄んだ光沢のある緑色釉薬が全体的に施されたが、高台の縁からは胎土が見られる。新安青磁の中には、これ以外にも斑点のあるものが何点か見られる。