青磁象嵌牡丹菊唐草文鉢
  • 年代

    高麗

  • 出土地点

    江華郡

  • 材料

    陶磁器 - 青磁

  • 寸法

    高6.4、口径16.8

  • 番号

    徳寿 6266

この鉢は、純青磁から象嵌青磁全盛期を超えた過渡期の作品で、陰刻技法と象嵌技法が共に使用されている。内面には逆象嵌技法の唐草文を基礎として二重になった円内に菊花文と牡丹折枝文が配置されている。口縁には唐草文帯を施し、内面の底には菊花葉文を逆象嵌で装飾する。外面に陰刻技法で装飾された牡丹唐草文は、筋や葉脈の線の太さが一定で、素早く彫刻されており、内面に比べてその処理はきめ細かくないことがわかる。