青銅蓮枝柄香炉
  • 年代

    高麗

  • 出土地点

    開城付近

  • 材料

    金屬 - 銅合金製

  • 寸法

    高14.7

  • 番号

    徳寿 5751

一方に長い把手をつけられている柄香炉は僧侶が使用した仏教儀式法具の中の一つである。現在まで残るもっとも古い柄香炉は湖巌美術館に所蔵されている統一新羅時代のものである。
この蓮枝柄香炉は金焦斗形態の一般柄香炉とは異なり、支柱部分が広い蓮弁形態で、その上に長い幹が続き、再び蓮つぼみ模様の香の部分を支えている。支えと香の部分部分から分かれた二つの幹が合わさる部分が把手の部分であり、一部が切断されている。支柱の上部に「大康三年丁巳六月日、時寺主屈山下■△」という文言が刻まれているが、この「大康」は遼の年号で、高麗1077年に該当する。