重要
甘山寺跡石造弥勒菩薩立像
- 年代
統一新羅
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出土地点
慶尚北道
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材料
石 - 花崗岩
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寸法
高さ270cm
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指定文化財
81
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番号
本館 1958
6世紀後半、新羅は百済、高句麗を統一して統一新羅を建国したが、その時代は社会の安定と繁栄に基づいて文化が花開き、とくに仏教の繁栄により仏教美術も隆盛した。
1915年、新羅の首都の慶州(キョンジュ)・甘山寺跡から移されたこれらの二つの像は、繊細な彫刻の技巧が素晴らしい。弥勒菩薩は表情が柔らかく、腰を横に少しねじった姿勢となっている。阿弥陀仏は厳粛な表情でまっすぐ立っている。
光背の裏には仏像の発願者、制作目的、制作者、制作時期、制作背景などが詳しく刻まれている。その銘文によると、執事省の侍郞・
花崗岩は非常に頑丈であるため、彫刻刀で彫ることができず、金槌と鑿(のみ)を用いなければならないので繊細な表現は難しい。ここで表現されている写実的で秀麗な装飾を見ると、当時の人々が、花崗岩を扱う技術に長けていたことが分かる。