重要
新羅・真興王が北漢山を巡狩の後、立てた碑(北漢山新羅真興王巡狩碑)
  • 年代

    新羅

  • 材料

    石 - 花崗岩

  • 寸法

    高さ154.0cm、幅69.0cm

  • 番号

    新收 18242

6世紀中頃、新羅は対外的に勢力を大きく拡大した。真興王(チンフンワン、在位540-576)は新しく確保した領土を視察し、多くの場所に碑を建てたが、北漢山(プッカンサン)新羅真興王巡狩碑はその一つである。現在真興王巡狩碑は4基が残っている。この碑は555年頃、現在のソウル鍾路区・旧基洞・北漢山・碑峰頂上に建てられたが、当時の新羅が三国の要衝だった漢江流域まで治めていたことが分かる。

巡狩碑は長い歴史の間忘れ去れていたが、1816年、書家であり金石学者の金正喜(キム・ジョンヒ、1786-1856)によって偶然発見され、判読されたことで歴史の表舞台に再び登場した。

碑身の磨耗が激しいが、判読できる字から総合してみると、真興王が漢江流域を開拓し、漢城を巡幸したことを記念するという内容、王に随行した臣下の名前、碑が建てられた背景と保存に関する内容が刻まれていることが分かる。

1972年、保存のために国立中央博物館に移転された。