- Date2012-10-05
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特別展 「マヤ2012」
○展示場所:特別展示室
○展示期間:2012-09-04〜2012-10-28
国立中央博物館(館長・金英那<キム・ヨンナ>)は、2012年現在、世界から注目を集めているマヤ文明を紹介する特別展「マヤ2012」を9月4日から10月28日まで国立中央博物館・特別展示室で開催する。韓-メキシコ、韓国-グアテマラ修交50周年を記念して企画された今回の展示は、メキシコとグアテマラの両国のマヤ文明の遺物約200点を国内に紹介する。「マヤ」をテーマに、メキシコとグアテマラの両国の遺物がこれほど大規模に展示された例は世界的にそれほど多くない。
マヤ文明は紀元前1,500年から紀元後1,500年までの約3,000年間、メソアメリカの熱帯林で花開いた。マヤ人は金属機械や車輪なども使わず巨大な建造物を築造し、アメリカ大陸で最も精巧でかつ複雑な文字体系を持っていた。また、肉眼だけで精密な天体観測記録を行い、それに基づいて非常に正確な暦を作った。しかし、彼らはいきなり歴史の表舞台から忽然と消えてしまったのである。このような経緯はマヤ文明を神秘のベールで覆い隠すこととなり、やがて謎に包まれた文明というイメージが定着するようになった。
今回の展示は、マヤの世界観と歴史という2つのテーマにより分けられている。まず、マヤの世界観のコーナーでは、メキシコのユカタン半島から出土した遺物を中心に、マヤ人がどのように世界を認識していたのか、神の代理人として絶対的な権力を保持していたマヤの王とはいかなる存在であったのか、そして精密な天体観測に基づいて製作されたマヤ暦とマヤの予言について展示する。 マヤの歴史を扱うコーナーではマヤ文明の胎動から衰退期に至るまで、マヤ人の生と死に関する遺物を展示する。そしてアメリカ大陸において最も体系的な文字と評価されているマヤ文字についても紹介する。代表的な遺物としては「死神」を表現した装身具、楽器を演奏する人形の笛、マヤ暦が描かれている円筒型器などがある。
人類の歴史に大きな足跡を残した文明を国内に紹介する世界文明展の一つとして企画された特別展「マヤ2012」は、今まで開催された文明展に引けを取らず、知的好奇心を刺激する楽しい展示になると期待している。
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