握斧
握斧は、握る部分よりも先端がとがったもの(尖頭型)や、楕円形のものがあります。石の両側を叩いて両刃に加工しますが、剥離によって刃がジグザグ状にできあがります。握斧の用途は様々で、目的に合わせて計画的に加工されています。握斧は、ヨーロッパ西部、中東、アフリカ、イギリス、インドなど広範な地域でみつかっており、およそ170万年前から10万年前まで使用されました。握斧を使用した化石人類のひとつに、ホモ・エレクトス(Homo erectus)がいます。
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