冑と板甲

高霊・池山洞(コリョン・チサンドン)32号墓から出土した甲と冑です。甲は数枚の横長の板をつなげ、身体の曲線に合わせて作られています。横長の板は幅の広いものと狭いものがあり、これらを鋲留めして作られています。冑は、桃の種のような形をしており、後部には、首を保護する長い鉄板がつけられています。肩を保護する甲も出土しており、大加耶の板甲の精粋をみることができます。