金冊
金冊は、大韓帝国成立の後、権威と格式が高まったことに伴い、皇帝と皇后に尊号や諡号を奉るための頌徳文を、金板に刻んだものです。純宗(スンジョン)は、高宗(コジョン)と明成(ミョンソン)皇后の次男で、2歳で王世子に冊封されましたが、朝鮮「王国」が大韓「帝国」となったことに伴い、地位が皇太子となり、あらためて冊封されました。純宗の金冊は、高宗皇帝が太子である拓(チョク)を皇太子に封じ、賜ったものです。