「玉壷春」とも呼ばれる酒瓶で、朝顔のような口縁部から、ゆるやかなくびれをなしつつ、安定感のある胴部をつくります。明るく透明な釉、柔らかな曲線美、豊満な厚みが秀逸です。こうした瓶は、高麗時代の後半から製作が始まり、朝鮮時代において本格的に流行しました。朝鮮時代前期の瓶の代表作です。

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