懸香炉
懸香炉
懸香炉は、楕円形の本体と、孔の空いた半球形の蓋、そして雲形の取っ手で構成されています。同作品は、京畿道の河南・春宮洞(ハナム・チュングンドン)にある寺跡でみつかりました。また原州(ウォンジュ)の法泉寺跡、清州(チョンジュ)の思悩寺、ソウルの道峰書院などでもみつかっています。懸香炉は、阿弥陀法会のような特別な仏教儀礼で用いられたものと考えられます。