土製聯珠文明器
トルファンのアスターナ古墓群から出土した器です。轆轤で成形され、低温で焼かれた後、顔料が塗られました。さらに土器の表面には連珠文がほどこされ、一部の連珠文によって蓮華も表現されています。連珠文は吉祥文の一つで、西アジアのササン朝ペルシア、トルキスタン、中国、統一新羅など、広い地域で用いられました。こうした彩色土器は明器、つまり墓の副葬品として製作されました。
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