誓願図、カーテン壁画

ベゼクリク石窟寺院の第15窟の誓願図の上部に描かれていた帳幕の一部と考えられます。回廊の天井と壁面が接する空間に描かれたもので、華やかな装飾効果を出すための壁画です。上部には、縦縞の短く白い布があり、下部には赤い布が垂れ下がっています。網形の文様で飾られた赤い布は第20窟の誓願図の帳幕にはなく、第15窟にのみあります。赤い布の上には、白・赤・緑・青の玉と、三葉文の装飾が垂れ下がり、帳幕の間にはリボン形に縛った白い布があります。

収蔵品データベースへ