「企画展」アメリカ美術300年
  • Date2012-12-26
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アメリカ美術、300年の歴史

Art Across America

 

ㅇ 展覧会名: 2013年企画特別展「アメリカ美術 300年、Art Across America」
ㅇ 会期/会場: 2013年2月5日~2013年5月26日 / 国立中央博物館 企画展示室
ㅇ 出 品 作: ジャクソン・ポロック「ナンバー22」などアメリカの絵画、工芸品168点

 

 

   

ジョンシングルトン・コプリ-(John Singleton Copley)からジャクソン・ポロック(Jackson Pollock)まで、アメリカ美術の傑作が韓国で初公開されます。国立中央博物館(館長 金英那<キ厶・ヨンナ>)は、2月5日より企画特別展「アメリカ美術 300年、Art Across America」を通じて、ジャクソン・ポロック(Jackson Pollock)、アンディ・ウォ-ホル(Andy Warhol)、ジョンシングルトン・コプリ-(John Singleton Copley)、トーマス・コール(Thomas Cole)、ウィンスロー・ホマー(Winslow Homer)、トーマス・エイキンス(Thomas Eakins)などアメリカ人に愛された巨匠たちの代表作をご紹介します。

 

本展は、アメリカ美術300年間の歴史を紹介する国内初公開の展覧会となります。ジョージ・ワシントンからジャクリーン・ケネディ-まで、新大陸の発見から今日のアメリカに至るまで、アメリカ美術史においてすべての流れをお見せします。168点に及ぶ絵画や工芸品は、その圧倒的な規模を誇ります。アメリカ代表のロサンゼルスカウンティ美術館(LACMA)、フィラデルフィア美術館、ヒューストン美術館、テラ・アメリカ美術財団から各代表作のみが出品されています。

 

美術を通じてアメリカの歴史と文化を照明するという企画を基に、本展はすべて第6章で構成されています。新大陸の様々な人間群像が見られる「アメリカの人々」、「東部から西部へ繋がる景色の発見」、南北戦争前後においてアメリカ人の「暮しと日常のイメージ」、急速な経済成長での「世界に向かうアメリカ」の情熱、都市化・産業化から現われた「アメリカの近代」、世界美術の中心として成長した「1945年以降のアメリカ美術」まで、アメリカ歴史の主な流れを基に各時代の特徴を物語ります。

 

本展では、アメリカ美術を代表する大作が公開されます。韓米間のキュレ-タ-らが何度も話し合いを通じて厳選した作品は、各館を代表する作品のみで構成されています。フィラデルフィア美術館の「カドワラダ-(Cadwalader)家の肖像」のほか、18世紀の華やかな家具・工芸品やロサンゼルスカウンティ美術館(LACMA)の代表作品、メアリ-・カサット(Mary Cassatt)の「子供の入浴」が韓国の来館者と出会います。テラ・アメリカ美術財団蔵の「ハドソン・リバー派」のトーマス・コール(Thomas Cole)作品も本展で紹介されます。ヒューストン美術館では、アドルフ・ゴットリーブ(Adolph Gottlieb)、ロバート・マザーウェル(Robert Matherwell)など主な現代美術の作品が本展に多数出品されます。

 

さらに、本展の特徴とは、すべて第6章のテーマで構成された家具や工芸品から当代アメリカの暮しがありのまま感じられるということです。植民地時代の「18世紀の応接室」家具、新大陸の「アメリカ原住民の美術」をはじめ、「ペンシルベニア、ドイツ系移住民の美術」、「19世紀の応接室」家具はもちろん、アジアに魅了された19世紀末の「アメリカ美学運動」、「1945年以降のカリフォルニアデザイン」に至るまで、アメリカの匠人とデザイナーの工芸品を通して、アメリカ美術の時代と地域的な特色をご覧いただきます。

 

特別展「アメリカ美術 300年、Art Across America」は、韓米・交流展の一環として行われました。本展をきっかけとし、2014年には国立中央博物館収蔵品を中心に「朝鮮美術大展」がフィラデルフィア美術館、ヒューストン美術館、ロサンゼルスカウンティ美術館(LACMA)などで巡回展として開催されます。このような交流展の開催により、本展はアメリカ芸術人文委員会からの「展示保障(Indemnity)」を通じ、最高レベルの作品を韓国で紹介することができました。さらに、様々なアメリカ美術に関わる展覧会・研究・教育プログラムに対しそのサポートを続けていたため、アメリカ美術財団から作品借用と共に教育プログラム・カタログ製作などのサポートが同じく行われました。テラ・アメリカ美術財団は、幅広い基金プログラムを通じ、アメリカ美術の研究振興のために努める機関です。

 

展示担当のキュレ-タ-は、「この展覧会を通じてアメリカ文化が持つ伝統と多様性、時代的な転換期ごとに見られる革新性を是非理解していただきたい。」と述べています。今まで300年の間、アメリカ美術が歩んだ芸術成就がそのまま表われている本展は、アメリカの歴史と伝統そしてアメリカ美術の役割が理解できるきっかけとなるでしょう。展覧会は、5月19日(日)まで開催され、会期中には特別講座のほか様々な体験学習とイベントが用意されています。詳細情報は、展覧会のホームページ(http://www.artacrossamerica2013.com)あるいはお問い合わせ(☎02-1661-2440)までご参照ください。

 

 

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