日本の琵琶湖地域の仏教美術 - 湖に映った極楽往生への願い
  • Date2011-12-07
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日本の琵琶湖地域の仏教美術

湖に映った極楽往生への願い

 

 

期間:2011.12.20()~2012.02.19()

場所:国立中央博物館1F特別展示室

展示品:日本仏教美術品5994(日本国宝4および重要文化財31件を含む)

 

 

滋賀県中央部を占める琵琶湖は、面積673.9㎢に達する日本最大の湖である。千年古都、京都との県境を形成している。琵琶湖地域は険しい山々に囲まれているが、天皇の住む京都とも隣接しているという地理的環境により、中央と地方の文化が融合した独特な文化が花開いた。

 

琵琶湖地域は百済から伝来した仏教が比較的早い時期に受容・発展した。また、琵琶湖を取り巻く山々は天台宗の発祥地でもあり、名高い山岳修行地も位置しているので、仏像や仏画などの仏教美術が隆盛した。

 

今回の展示では大津市に位置する滋賀県立琵琶湖文化館に寄託蔵されている仏教美術品を中心に、奈良や京都の国立博物館所品、そして滋賀県所在の寺院の遺物を紹介する。出品遺物の総数は5994点という、規模はそれほど大きくないが、中には4件の国宝と31件の重要文化財が含まれている。

 

今回の展示では、滋賀県の独特で個性的、かつ魅力的な仏教美術が存分に楽しめると思われる。

 

 

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