日本の琵琶湖地域の仏教美術 - 湖に映った極楽往生への願い
- Date2011-12-07
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日本の琵琶湖地域の仏教美術
湖に映った極楽往生への願い
○期間:
○場所:国立中央博物館1F特別展示室
○展示品:日本の仏教美術品59件94点(日本の国宝4件および重要文化財31件を含む)
滋賀県中央部を占める琵琶湖は、面積673.9㎢に達する日本最大の湖である。千年の古都、京都との県境を形成している。琵琶湖地域は険しい山々に囲まれているが、天皇の住む京都とも隣接しているという地理的環境により、中央と地方の文化が融合した独特な文化が花開いた。
琵琶湖地域は百済から伝来した仏教が比較的早い時期に受容・発展した。また、琵琶湖を取り巻く山々は天台宗の発祥地でもあり、名高い山岳修行地も位置しているので、仏像や仏画などの仏教美術が隆盛した。
今回の展示では大津市に位置する滋賀県立琵琶湖文化館に寄託・所蔵されている仏教美術品を中心に、奈良や京都の国立博物館所蔵品、そして滋賀県所在の寺院の遺物を紹介する。出品遺物の総数は59件94点という、規模はそれほど大きくないが、中には4件の国宝と31件の重要文化財が含まれている。
今回の展示では、滋賀県の独特で個性的、かつ魅力的な仏教美術が存分に楽しめると思われる。
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