書画館絵画室交替展示 「駱坡・李慶胤と17世紀朝鮮の絵画」
  • Date2011-09-20
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書画館絵画室交替展示

坡・李慶胤と17世紀朝鮮の絵画」

会期:2011.8.23(火)~12.18(日)

会場:国立中央博物館 書画館 絵画室

○展示作品:伝李慶胤筆山水図など26点

 

 

朝鮮中期、浙派の画風の特徴を最も体現していた画家は、成宗(ソンジョン、朝鮮の第9代国王)の曾孫の李傑(イ・ゴル、1525~1593)の嫡子であり、宮廷画家だった李慶胤(イ・ギョンユン、1545~1611)です。今年は彼の逝去400周年に当たります。 

 

李慶胤の生涯については、生没年以外はほとんど記録が残されていません。しかも彼の絵には落款がないため、制作時期が明示された基準作がなく、彼の作品だと伝称されているだけのものがほとんどです。しかし、李慶胤は、明朝の浙江省地域で活動した戴進などによる「浙派の画風」が、朝鮮画壇に伝来・定着していく過程で、重要な役割を果たしたキーパーソンです。  

 

今回の展示では李慶胤の絵画はもちろん、その子息の李澄(イ・ジン、1581-1674以降)、血縁関係にあった李英胤(イ・ヨンユン、1561-1611)、その影響を受けた17世紀の画家の作品を通じて朝鮮中期の画壇の流れを理解し、鑑賞するきっかけになると期待されます。

 

 

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