書画館仏教絵画室の交替展示 「冥府殿の仏画」
- Date2011-09-20
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書画館仏教絵画室の交替展示
「冥府殿の仏画」
○会期:2011.9.6(火)~
○会場:国立中央博物館 書画館 仏教絵画室
○展示作品:「地獄を治める十王」など20点
国立中央博物館は「冥府殿の仏画」というテーマで書画館仏教絵画室の遺物を展示しています。死後の世界を冥府といいますが、寺院に数多くある建物の一つ、冥府殿は仏教の死後世界を具象化したものです。冥府殿の中心となる存在は地獄に落ちた人間を救済する地蔵菩薩と、地獄において亡者の審判を行う十尊、つまり十王です。今回の交替展示では、国立中央博物館の所蔵品の中で地蔵菩薩と十王が描かれた仏画を中心に、仏教の死後の世界観が窺える仏画を紹介しています。
今回の展示は冥府殿に安置された仏画を通じて、仏教の死後の世界観を理解し、死んだ家族や親類が地獄の苦痛を味わわず、極楽往生するよう祈願した昔の人々の素朴で切実な気持ちを感じることができます。
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